「浄土宗開創期の研究」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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じょうどしゅうかいそうきのけんきゅう/浄土宗開創期の研究
香月乗光編。昭和四五年(一九七〇)八月、平楽寺書店発行。浄土開宗八〇〇年に向けた記念論集。内容は思想篇と歴史篇の二部構成であり、八人の研究者による論文一一篇が収められている。伊藤唯眞「遊蓮房円照と法然—法然下山問題の新視点—」など画期的な成果を上げた論考もある。また、髙橋弘次と伊藤唯眞は「戦後の法然研究の動向」を思想篇・歴史篇として執筆。これらは法然の研究史を振り返るときには欠かせない業績である。
【執筆者:能島覚】