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「性願」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:24時点における最新版

しょうがん/性願

一二~三世紀頃、生没年不明。法然門弟。『古徳伝』七では西意に続いて「性願房、住蓮房、安楽房(已上於近江国馬淵誅、二位法印尊長沙汰云云)已上死罪四人」(法伝全六二八下)とあり、建永の法難(一二〇七)時の死罪人に西意住蓮安楽とともに連坐し、二位法印尊長なる者に近江国馬淵(滋賀県近江八幡市)で誅された。『歎異抄』『法水分流記』等にも同内容の記述がある。『七箇条制誡』の時点(一二〇四)では存命のはずであるが、署名が確認できない。


【参考】三田全信『成立史的法然上人諸伝の研究』(平楽寺書店、一九七六)、中野正明『増補改訂法然遺文の基礎的研究』(法蔵館、二〇一〇)


【参照項目】➡建永の法難


【執筆者:南宏信】