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「西念」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:24時点における最新版

さいねん/西念

一二~三世紀頃、生没年不明。『七箇条制誡』において、元久元年(一二〇四)一一月九日に一七一、一七七人目に署名が見られることから、一三世紀頃の法然門弟であることが知られる。『知恩伝』上には、建久元年(一一九〇)の清水寺での法然の七日間にわたる説法を右馬入道西念(山鹿時家)が聴聞したとする。『尊卑分脈』では宇都宮時家が左衛門尉で法名西念とする。


【参考】三田全信『成立史的法然上人諸伝の研究』(平楽寺書店、一九七六)、中野正明『増補改訂法然遺文の基礎的研究』(法蔵館、二〇一〇)


【執筆者:南宏信】