「犍度」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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けんど/犍度
「集まり」や「章」の意。また特に、律蔵のなかの一部分で、教団の運営に関する規定などを集めた部分。Ⓢskandha(ka)Ⓟkhandha(ka)の音写語。揵度とも書かれる。犍度は種類によって集められたものの意であり、一つの犍度は一つの章をなしているといえる。律蔵における犍度には、受戒犍度(大犍度ともいい、出家して教団に入るための作法を説く)や布薩犍度(布薩の作法を説く)などがあり、それぞれの犍度は内容ごとにまとめられている。
【執筆者:石田一裕】