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「帰元」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:22時点における最新版

きげん/帰元

迷いの世界から脱して根元の寂滅に帰ること、涅槃に入ること、悟りの境地に至ることをいう。新亡精霊を表す置き字として、戒名の上に「新帰元」と記すことは、各宗で広く行われている。一方、凡夫阿弥陀仏来迎を受けて、極楽往生することを願う浄土宗では新蓮華生、新蓮生、新華台、新蓮台など、極楽の八功徳池に咲く蓮華中に生ずる意味を表す置き字を用いることが多い。


【執筆者:熊井康雄】