「解題」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版
かいだい/解題
書物の作者や内容、成立などについて解説すること。また書物の表題を解釈すること。仏典、とくに経についての注釈書においては後者の意味で用いられる。また解題目や釈名なども同様の意味である。経の注釈書の多くは、序盤に経典の名を解説する。『観経疏』玄義分で「『経』に言く、〈『仏説無量寿観経』一巻〉。〈仏〉と言うは、すなわちこれ西国の正音なり。この土には覚と名づく」(聖典二・一六三/浄全二・二上)と『観経』の表題を一々解説しているのも、その一例である。
【執筆者:石田一裕】