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「開教使」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版

かいきょうし/開教使

国内外における開教活動に従事する浄土宗教師のこと。「海外開教に関する規程」(宗規第一七号)第四章第八条によれば、開教使とは、本宗の海外における開教活動に従事する浄土宗教師をいう。開教活動に従事する者としては、他に准開教使開教使補、開教助員がある。准開教使とは、開教使を補助する助教師開教使補とは、開教使を補助する宗徒開教助員とは、開教使を補助する寺族をいう。開教使、准開教使開教使補および開教助員を希望する者は、いずれも所定の手続きの上、開教総監の同意を得て宗務総長が任命する。開教使の任期は、宗務総長による任命の日から起算して三年で、再任を妨げない。開教使等に任命された者は、開教区に赴任する前に、本宗の指定する研修課程を履修する必要があり、赴任先の総監が特に認めた者は、現地で研修することができる。開教寺院に所属する宗徒で、准開教使を希望する者は、所属する当該開教区の総監が主催する助教師養成講座の全課程を修了しなければならないこととなっている。「国内開教に関する規程」(宗規第八八号)によれば、国内開教使は、国内開教委員会の協議を経て、宗務総長によって任命され、同じく宗務総長によって指定された国内開教地域で開教活動を行う浄土宗教師をいう。


【参照項目】➡開教海外開教国内開教


【執筆者:水谷浩志】