「往生要集外典鈔」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版
おうじょうようしゅうげてんしょう/往生要集外典鈔
一巻。平基親撰。基親の出家(建永元年〔一二〇六〕)以前の成立か。『往生要集』にみえる外典の文言(「貝を吹き鼓を打って鳥獣を殺害す」「四百四病」等)二九条を抄出し、その出典と本文を示す。所引の外典は二五を数え、唐・遜思貌撰『千金方』の逸文もみられる。良忠『往生要集義記』(『往生要集鈔』)の主要典拠の一つ。名古屋真福寺に鎌倉期写本がある。
【所収】佐藤哲英『叡山浄土教の研究 資料編』(百華苑、一九七九)
【参考】山崎誠「平基親撰『往生要集外典鈔』考」(『中世学問史の基底と展開』和泉書院、一九九三)
【参照項目】➡往生要集
【執筆者:上杉智英】