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「葬列」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

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2018年9月17日 (月) 10:08時点における最新版

そうれつ/葬列

葬儀の際に、僧侶位牌・棺を中心にして葬儀式場、埋葬地あるいは火葬場へ行列して歩くこと、またその行列のこと。迎接こうしょう式の後、自宅から葬儀式場への葬列葬儀式後に式場から埋葬地あるいは火葬場への葬列があり、その一方、あるいは両方が行われる場合がある。行列の順序と役目と持ち物は、各地方によって決まりやしきたりがあるが、一例として、先ぶれ—大幡小幡—提灯—花—香—盛り物—僧衆—導師位牌—棺—霊膳—親族—一般会葬者などがある。血縁の濃い者が棺の近くに位置し、位牌は家の継承者が持つことが多い。現今ではこのような葬列を組むことは少なくなったが、霊柩車に棺を乗せる際に簡略な葬列を組む場合もある。


【参考】宍戸栄雄『一遇 葬儀式二』(一隅会、一九七七)


【参照項目】➡葬儀式葬送儀礼葬制


【執筆者:岡本圭示】


葬列(昭和初期)