「蓮社」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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れんじゃ/蓮社
慧遠が廬山東林寺において僧俗一二三人とともに結成した白蓮社にちなんで浄土念仏実践の団体を蓮社と呼ぶ。白蓮社、蓮社の名称は結社創設時に東林寺に白蓮が植えられたという伝説に由来する。宋代には天台宗の本如が創立した白蓮社をはじめ、何々社と称する多くの蓮社が成立した。日本では聖光の弟子宗円が入宋して廬山に参詣し帰朝して自ら白蓮社と号した。そして中世以降の浄土宗では能化者は○蓮社という法号を用いるようになった。
【資料】『高僧伝』六、『浄統略讃』
【執筆者:佐藤成順】