「傍依の経論」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:32時点における最新版
ぼうえのきょうろん/傍依の経論
一宗の教義を立義するために傍証として重視される経論のこと。正依の経論の対。法然は浄土宗の傍依経論として『選択集』一(聖典三・一〇一/昭法全三一二)に『華厳経』『法華経』『随求陀羅尼経』『尊勝陀羅尼経』の四経と、『起信論』『宝性論』『十住毘婆沙論』『摂大乗論』の四論を挙げている。また『傍説浄土経論集』(浄全一・一九九~二〇八)には二六四部の経論が列挙されている。
【資料】『決疑鈔』一(浄全七)
【参照項目】➡正依の経論
【執筆者:髙橋寿光】