「八転声」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版
はってんじょう/八転声
サンスクリット語の名詞・代名詞・形容詞・数詞には、格の異なりによって語尾に八種類の変化があること。八転、八声、八例ともいう。性には男性・女性・中性の三種、数には単数・両数・複数の三種、格には主格・業格・具格・為格・従格・属格・於格・呼格の八種があり、八転声とはこの格の八種を指す。したがって、この八種が基準になって数の三種を区別すると二四声となり、さらに特定の語についていえば、性の三種を区別することができ、七二声を転成することができる。
【資料】『華厳経探玄記』三(正蔵三五)
【執筆者:内田智康】