「土葬の文」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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どそうのもん/土葬の文
土葬の際に唱える文。「若在三途 勤苦之処 見此光明 皆得休息」。もし地獄・餓鬼・畜生の三悪道の苦しみにあるものは、阿弥陀仏の光明に照らされて、その苦悩が消えうせてしまうという意。出典は『無量寿経』上、光明歎徳章(聖典一・二三七/正蔵一二・二七〇中)。『浄土苾蒭宝庫』下の「土喪の事」には、埋葬のときに墓の土を捧げて、弥陀の名号と十二光仏を称えてから、この文を唱えて誦経念仏回向するとしている(一三ウ)。平成二年(一九九〇)新訂『法要集』差定・偈文・表白・宣疏の部が刊行されたときに、この文が新たに制定された。
【執筆者:西城宗隆】