「馬の耳に念仏」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:20時点における最新版
うまのみみにねんぶつ/馬の耳に念仏
人に意見をしても効果がないという意味のことわざ。ありがたい念仏を称えて聞かせてみても、馬はそのありがたさを理解できないように、忠告や助言、注意や警告をいくら説いてみても、ただ聞き流すだけでまったく通じない、まるっきり効き目というものがないさまをいう。「馬の耳」「馬に念仏」などと略し、「馬の耳に風」ともいう。また「馬耳東風」も同意。ことわざの使い方としては、「どんなに意見をしてみても、馬の耳に念仏で、まったく反省の色が見えない」という悪い意味と、「どんなに悪口をいっても、馬の耳に風と聞き流したのは、見上げたものである」というよい意味と、二通りの用法がある。
【執筆者:勝崎裕彦】