「専雑二修義」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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せんぞうにしゅうぎ/専雑二修義
巻四のみ現存。長西撰。金沢文庫保管。『選択集』二にて示される、善導『観経疏』所説の正雑二行と『往生礼讃』所説の専雑二修との関係について論じた書。本書において長西は、正雑二行は何を行ずるのかという問題であり、専雑二修はどのように修するのかという問題であって、両者を同一視することはできないと主張している。
【所収】石橋誡道『九品寺流長西教義の研究』(国書刊行会、一九八四)
【参考】塚本善隆「金沢文庫所蔵浄土宗学上の未伝稀覯の鎌倉古鈔本」(浄土学五・六、一九三三)、石橋誡道『九品寺流長西教義の研究』(国書刊行会、一九八四)、安井広度『法然門下の教学』(法蔵館、一九三八)、石田充之『法然上人門下の浄土教学の研究』(大東出版社、一九七七)
【執筆者:吉田淳雄】