「石窟寺院」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:27時点における最新版
せっくつじいん/石窟寺院
丘陵の南面に開掘造営した宗教施設。集落や給水と不即不離の位置に立地。インドでは岩山をうがって建築内部を再現し、また岩山自体を建築的に彫刻した。紀元前三~紀元九世紀の西部に集中、仏教窟はストゥーパ窟一つと複数の僧坊窟で構成される。ヒンドゥー教やジャイナ教窟もある。中央アジアでも建築内部を再現する形式が多いが、仏像窟が主となって、伽藍の単位を構成する。敦煌以東中国北部は大小を問わず仏龕窟ばかりとなり、木造の僧坊や会堂は別に置いた。
【執筆者:桑山正進】