「春長寺」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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しゅんちょうじ/春長寺
京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町。松林山貞勝院。京都教区№九〇。天正二年(一五七四)織田信長の家臣村井長門守貞勝は開山貞誉寿林に帰依していたが、同一〇年六月本能寺の変で信長に殉じた。そこで寿林はその遺骸を収め、菩提のため三条村井屋敷に一寺を建立し、のち現在地に移転した。天明八年(一七八八)一四世説誉義諦が今の堂を再建し、貞勝夫婦の牌を安置した。元治元年(一八六四)兵火を免れ、明治四五年(一九一二)二月四条通拡張のため寺地を減じ、庫裡を改造した。
【資料】『元禄寺院由緒書』山城一、『雍州府志』四、『京都坊目誌』乾
【執筆者:宇高良哲】