「四姓」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版
ししょう/四姓
古代インドにおける四種類の身分。「しせい」とも読む。すなわち①司祭者(Ⓢbrāhmaṇa婆羅門)②王族・武士(Ⓢkṣatriya刹帝利)③商人・農民(Ⓢvaiśya吠奢)④奴隷(Ⓢśūdra首陀羅)の四種の身分のこと。姓(Ⓢvarṇa)とは、もともと色を意味する語であるが、この語が階級を意味するのは、古代インドで肌の色の違いによって身分の差を設けていたことに由来する。またいわゆるカースト制度は、この四姓に生まれ(Ⓢjāti)が加わって複雑に形成されている。
【執筆者:石田一裕】