「円応寺」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:20時点における版
えんおうじ/円応寺
大分県中津市寺町。鏡知山大照院。大分教区№一。開山は不詳。戦乱で寺が二度焼失し、古い位牌や過去帳等が散逸したため中興以前の記録は残っていない。中興は天蓮社真誉見道。黒田如水(孝高)が中津城主のとき、当寺が無住であったため総本山知恩院に遣いを出し、天正一五年(一五八七)に見道の住持となった。その後、如水が筑前に移住したときに見道を召し、筑前にも円応寺という名の寺を建立させた。九州の円応寺と呼ばれる寺院は当寺を含めて六箇寺あるが当寺の開創が始めである。
【資料】『蓮門精舎旧詞』三三(続浄一九)、『浄土宗寺院由緒書』中(『増上寺史料集』六)
【執筆者:今井英之】