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「干支」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:20時点における最新版

えと/干支

十干じっかん十二支のこと。干支かんしの俗称。きのえきのとひのえひのとつちのえつちのとかのえかのとみずのえみずのとの十干と、うしとらたつうまひつじさるとりいぬの十二支を組み合わせた六十干支を年・月・日を表すのに用い、また十二支を方角や時刻に用いた。中国では殷代から一般化した。日本では、稲荷山鉄剣銘のように年を表すものや、天寿国曼荼羅繡帳しゅうちょう銘のように月を表すものに用いた。十干は漢代以降五行思想と結びつき、日本では木(き)、火(ひ)、土(つち)、金(か)、水(みず)と、兄(え)・弟(と)を「の」でつないで配する。十二支は中国で鼠(子)、牛(丑)、虎(寅)、兎(卯)、竜(辰)、蛇(巳)、馬(午)、羊(未)、猿(申)、鶏(酉)、犬(戌)、猪(亥)という一二の動物名と結びついている。年では甲子きのえね丙午ひのえうま辛酉かのととり、日では甲子・庚申かのえさるなど、特別なものとして扱われ、迷信と結びついているものがある。


【執筆者:榊泰純】