「英勝寺」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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えいしょうじ/英勝寺
神奈川県鎌倉市扇ガ谷。東光山。神奈川教区№一一六。徳川家康の側室・英勝院が創建した尼寺。英勝院は寛永一一年(一六三四)徳川家光より太田道灌邸跡を賜り、徳川頼房の娘・玉峰清因を開山として創建した。英勝院の一周忌にあたる同二〇年には寺観が整った。現在の伽藍は江戸初期の建築様式を伝えており、仏殿・祠堂・唐門・鐘楼・山門は県の重要文化財に指定されている。
【参考】小丸俊雄『鎌倉・扇ヶ谷 東光山英勝寺—水戸家ゆかりの尼寺』(英勝寺、一九六四)、『平成版浄土宗神奈川教区寺院誌』(神奈川教区教務所、二〇〇九)
【執筆者:沼倉雄人】