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「毘婆沙」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版

びばしゃ/毘婆沙

教えを解説、注釈すること。また注釈書のことで、特にアビダルマ論書を指す。Ⓢvibhāṣāの音写語。毗頗沙、鼻婆沙などとも音写し、広解・広説・分分説などと訳される。毘婆沙とは律や論に対する注釈で、経に対する注釈を優婆提舎うばだいしゃ(Ⓢupadeśa)という。また毘婆沙は注釈書をも意味し、特に『婆沙論』を表すことがある。さらに『婆沙論』を奉じたアビダルマ論師たちを毘婆沙師という。


【参照項目】➡優婆提舎


【執筆者:石田一裕】