「篳篥」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における版
ひちりき/篳篥
雅楽に用いる管楽器。大陸より渡来した。長さ約一八センチメートル、口径約一・五センチメートルの竹管に芦製のリード(芦舌)をつける。表に七つ、裏に二つの指孔があり、下無(F♯)から黄鐘(A)に至る一〇度足らずの音域の中で、雅楽古典においては主旋律を奏する。奏法上、吹き込む息の強弱や唇圧の調整によって、常に音高を定めなければならない。鋭く大きな音色を持ち、「塩梅」と呼ばれる、滑らかな音のつながりを生かした奏法が特長。
【参照項目】➡雅楽
【執筆者:八百谷啓人】