「念仏歌」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版
ねんぶつか/念仏歌
『浄土聖賢録』続編一に採録される、起信という人物が作成した歌。起信は中国・富春の人で、嘉慶一七年(一八一二)に三七歳で念仏して亡くなった。「念仏好 念仏好」という書き出しで始まる五七句の漢詩で、起信が念仏信者となり、杭閉関の古梅庵で日課念仏十万遍を勤めたときに歌ったもの。世の無常を説き、苦楽は夢の如きであり、心奪われずに勤めて念仏すべきことを歌い上げている。
【所収】浄全一八
【参照項目】➡浄土聖賢録
【執筆者:伊藤真宏】