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「浄土問題略弁」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版

じょうどもんだいりゃくべん/浄土問題略弁

秦義応著。明治八年(一八七五)八月稟准、序には「明治八季第九月上浣」とある。不朽室より刊行。浄土宗が課すところの内試論題計二〇則のうち、宗義開出・聖浄二門・正雑二行・総別安心・治国利民・四修大綱・一行三昧機法立信十念異解来迎引接・界内界外・超世発願読誦大乗・万徳所帰念声是一の一五則について解説している。例言に「問題抜萃既に刊行す。宜く之と対照して看へし」とあるように、同年二月に刊行された『浄土宗義試検課程問題批判抜萃』を意識した内容となっている。


【所収】『明治仏教思想資料集成』四(同朋舎出版、一九八〇)


【参照項目】➡浄土宗義試検課程問題批判抜萃


【執筆者:石田一裕】