「西芳寺」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:24時点における最新版
さいほうじ/西芳寺
京都市西京区松尾にある単立(臨済系)の寺。もとは西方寺と称していた。建久年間(一一九〇—一一九九)に念仏の行者でもあった摂津守大江師員によって法然が住僧として招かれ、別時念仏会が行われたといわれている。師員の弟師秀の子は法然の弟子となった安楽房遵西にあたる。寺はその後、暦応二年(一三三九)に夢窓疎石が伽藍の再建と庭園の造営を行った。庭園には約一二〇種といわれる多くの種類の苔が群生することから苔寺とも呼ばれる。
【執筆者:工藤美和子】