「際醒」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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さいせい/際醒
清・乾隆六年(一七四一)—嘉慶一五年(一八一〇)。字は徹悟、一字訥堂、夢東とも号し、徹悟禅師ともいう。中国浄土宗一三祖の内の一二祖。万寿寺粹如禅師の法嗣で南岳慧思から数えて三九代目にあたる。三二歳のとき、大病を患い、無常を観じて出家。性相二宗および天台の三観十乗の旨に通達する。晩年になって浄土門に専念するようになり、臨終の際には「少説一句話、多念一声仏、打得念頭死、饒汝法身活」と示し、念仏しながら往生したと伝えられている。著書に『念仏伽陀』『夢東遺集』等がある。
【資料】『浄土聖賢録続編』一(続蔵七八)、『新続高僧伝四集』四七(新文豊出版、一九七四)、『蓮宗諸祖伝略』四
【参照項目】➡徹悟禅師語録
【執筆者:肖越】