三世(過去世・現世・未来世)のうちの未来世のこと。また死後、生まれかわった後に生をうける世界。来世ともいう。さらには後の時代(後代)のこと。『選択集』一二には「ただ念仏の一行を以てすなわち後世に付属し流通せしむ」(聖典三・一七四/昭法全三四三)とあり、釈尊入滅後、後代への念仏流通を説示する箇所で用いられている。
【参照項目】➡来世
【執筆者:神宮良弘】