「上妻」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版
こうづま/上妻
筑後国上妻(福岡県八女市)。「かみつま」とも。聖光が晩年に住していた天福寺がある地名で、良忠や入阿等の門弟がこの地で聖光より教義を受け伝えられ、その講義録が『西宗要』として現存している。その際に良忠が住していた地福寺の跡等も残されている。『四十八巻伝』四六に、「又(弁長)、入滅の翌日より、上妻の天福寺(聖の旧居)の本房の上に紫雲棚引く事三ヶ日」(聖典六・七二三)とあり、聖光の遺跡地として現在でも尊ばれている。
【資料】『東宗要』(浄全一〇)
【参照項目】➡天福寺
【執筆者:郡嶋昭示】