「義門寺」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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ぎもんじ/義門寺
宮崎県東諸県郡国富町大字本庄。薬王山。三州教区№一四。もとは、薬王庵と号し、細川四郎義門の寄進を受けた際に薬王山義門寺と改めた。貞和二年(一三四六)直心源阿弥の開基で、時宗寺院であったとされている。浄土宗への改宗の時期には諸説があるが、一説には一一世顕誉の頃であるといわれている。戦国時代には、戦略上の拠点とされることもあり、天正一七年(一五八九)の九州出兵のときには、羽柴秀長が義門寺における狼藉・放火・伐採を禁じる禁制を出した。
【資料】『日向記』(『宮崎県叢書』)、『蓮門精舎旧詞』四一(続浄一九)
【執筆者:冨川禎顕】