「楽邦遺稿」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版
らくほういこう/楽邦遺稿
二巻。南宋・石芝宗暁(一一五一—一二一四)編纂。嘉泰四年(一二〇四)成立。南宋代に流布していた浄土教関係典籍を蒐集、編纂した文献集『楽邦文類』の拾遺書。上巻に六二文、下巻に六六文、計一二八文を収載して、『楽邦文類』の遺漏を補っている。『楽邦文類』と同様に、すでに散逸した典籍の文が多く抜粋されていることから、宋代浄土教研究には欠かせない貴重な資料といえる。
【所収】浄全六、正蔵四七
【参考】林五邦「『楽邦文類』解題」(『国訳一切経』諸宗部七、大東出版社、一九三六)
【参照項目】➡楽邦文類
【執筆者:吉水岳彦】