「扶桑寄帰往生伝」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:32時点における最新版
ふそうききおうじょうでん/扶桑寄帰往生伝
二巻一冊。独湛性瑩編。延宝元年(一六七三)成立。性瑩は中国福建省出身、黄檗宗の人であり、承応三年(一六五四)に隠元に従って来日した。推古天皇の時代から寛文の約千年に渡る一九六人の往生伝を採録したもの。上巻に沙門(九〇人)、下巻に皇帝(五人)・皇后(二人)・皇子(三人)・臣僚(二六人)・尼僧(一五人)・士庶(二九人)・婦女(二六人)の計八つに分かれ、このなかには中国の往生人も二、三含まれている。往生伝としては数多く収録されているが、紀年を欠いている箇所も多い。
【所収】続浄一七
【執筆者:前島信也】