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びゃくどうのしょうじゃ／白道の聖者

江藤澂英編。昭和二年（一九二七）九月、浄土宗本山聯合会刊。善導の行跡の鑽仰と念仏の弘通を目的として編纂された書。副題に「善導大師一千二百五十年遠忌記念奉讃集」とある。同五年の善導大師一二五〇年遠忌に先立ち、本山協議会の決議により企画・発刊された。伝道のための書として、檀信徒を主たる読者とし、通俗平易に書かれている。執筆者は大正大学、佛教専門学校の教授を中心とした一一名で、巻末に付録として善導の略年表が掲載されている。

【執筆者：曽和義宏】