かつて現在の高知県安芸郡東洋町甲浦にあった寺院。南谷山知足院。法然が四国配流のときに逗留したといわれる。後に火災に遭い堂舎什物等ことごとく烏有に帰した。中興の円慈は勅諡を賜り、永禄七年(一五六四)三月一日寂した。
【資料】『蓮門精舎旧詞』三六
【執筆者:東海林良昌】