「今道心」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:19時点における最新版
いまどうしん/今道心
今、道心を起こしたばかりの者という意味から、出家して仏門に入った者で日の浅い者を呼ぶ呼称として伝わる。「青道心」「襖道心」ともいう。ちなみに年を重ねて仏門に入った者は「道心者」と呼ばれた。絵解きなど芸能のモチーフとなった苅萱・石童丸親子の物語では、石童丸が「今道心の加藤左衛門御存知ございませんか」と高野山に父を探し訪ねる場面がある。
【参考】林雅彦・徳田和夫編『伝承文学資料集第一一輯 絵解き台本集』(三弥井書店、一九八三)
【参照項目】➡苅萱道心
【執筆者:郡嶋昭示】