一つの世界ができてから、破壊されて無になるまでの変遷を四期に分ける理解。世界が成立する期間にあたる成劫じょうこう、できあがった世界が継続する期間の住劫じゅうこう、破壊する期間の壊劫えこう、破壊されて無となり次の世界が成立しだすまでの空劫くうこうの四期。それぞれの期間が二〇劫あり、総じて八〇劫の時間とされる。
【資料】『俱舎論』(正蔵二九)
【参照項目】➡劫
【執筆者:編集部】