「慈教大師」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版
じきょうだいし/慈教大師
万延二年(一八六一)法然六五〇年遠忌に孝明天皇より加諡された大師号。前年に所司代酒井忠義を通じ幕府へ願い出て「勝手次第」との返答により加諡が決まった。知恩院から「慈教」と「法隆」を候補として朝廷に提出し、「慈教」が選ばれた。典拠は善導の『法事讃』「慈悲方便 視教随宜 勧念弥陀 帰乎浄土」(浄全四・一上)からきている。同年正月一八日、勅使交野時万が知恩院へ参向した。
【資料】知恩院所蔵『日鑑』
【参考】宝田正道「慈教大師徽号勘文攷」(浄土学二六、一九五八)
【参照項目】➡大師号
【執筆者:伊藤真昭】