「浄土教研究論集」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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じょうどきょうけんきゅうろんしゅう/浄土教研究論集
金子真補著。昭和五六年(一九八一)一一月、東洋文化出版刊。著者は昭和三年(一九二八)宗教大学を中退し、四九歳で大正大学に入学。本書には、著者が学部、修士、博士課程を経て教鞭を取ってから、七〇歳の停年まで約一〇年間、諸学会にて発表した原稿を元に、浄土教思想とその信仰にかかわる論文をまとめたもの。大学再入学の目的は父の残した原稿の出版と自らの布教上の確信を得るためという。したがってその内容も、浄土宗義の根幹である阿弥陀仏の仏身論、念仏、往生等に関する列祖の説を確認し、まとめたもので、浄土教信仰を学ぶ者には基礎的な要素と道筋について述べている。
【参照項目】➡金子真補
【執筆者:金子寛哉】