「最期の十念」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:24時点における最新版
さいごのじゅうねん/最期の十念
死を迎える臨終のそのときに称える最期の一〇遍の念仏のこと。「最後の十念」とも書く。死に臨んでの「往生際」「いまわの際」あるいは「いまわの時」、念仏者であるならば、「最期の十念」を申して、西方浄土への安楽往生を請い願うことである。雑念を払って、一心に心から称える念仏であり、まさしく念仏の「正念場」でもある。しかし、浄土宗義の視点では、常平生に称える尋常念仏こそ第一義であり、最期の十念を取り立てて強調することはない。
【参照項目】➡臨終十念
【執筆者:勝崎裕彦】