「安福寺」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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あんぷくじ/安福寺
大阪府柏原市玉手町。玉手山円信院。大阪教区№三一七。行基の開創と伝え、鎌倉時代に復興、のち寺基は美濃に移るも、寛文六年(一六六六)珂憶が現在地に小庵を構え、同一〇年仏殿を建立、尾張徳川光友の帰依を受け中興の祖となった。寛文年間建築の本堂は、梁が低く梁や柱が非常に太い堅実牢固の建て方で、俗に珂憶式または聖徳太子式と呼ばれている。割竹形石棺蓋、菩提樹蒔絵香筥は国重要文化財。
【資料】『略伝集 珂憶』(浄全一八)、『大谷遺跡録』四(真宗全書六五)
【執筆者:竹内真道】