「建春門院」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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けんしゅんもんいん/建春門院
康治元年(一一四二)—安元二年(一一七六)七月八日。平滋子。後白河天皇の后。高倉天皇の生母。嘉応元年(一一六九)四月に建春門院の院号宣下を受けた。父は兵部権大輔時信で平清盛の妻時子はその姉。建春門院は最勝光院や法華三昧堂を建立するなど、仏教の信仰が厚かった。建春門院の生前のことを書いた女房中納言(藤原俊成の娘)の記『建春門院中納言日記』一巻がある。
【資料】『愚管抄』(『国史大系』一九)、『四十八巻伝』一四(聖典六)、『翼賛』五六(浄全一六)
【執筆者:笠島崇信】