「葬列」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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そうれつ/葬列
葬儀の際に、僧侶・位牌・棺を中心にして葬儀式場、埋葬地あるいは火葬場へ行列して歩くこと、またその行列のこと。迎接式の後、自宅から葬儀式場への葬列、葬儀式後に式場から埋葬地あるいは火葬場への葬列があり、その一方、あるいは両方が行われる場合がある。行列の順序と役目と持ち物は、各地方によって決まりやしきたりがあるが、一例として、先ぶれ—大幡—小幡—提灯—花—香—盛り物—僧衆—導師—位牌—棺—霊膳—親族—一般会葬者などがある。血縁の濃い者が棺の近くに位置し、位牌は家の継承者が持つことが多い。現今ではこのような葬列を組むことは少なくなったが、霊柩車に棺を乗せる際に簡略な葬列を組む場合もある。
【参考】宍戸栄雄『一遇 葬儀式二』(一隅会、一九七七)
【執筆者:岡本圭示】