「応声即現」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版
おうしょうそくげん/応声即現
仏が、念仏の声に応じて念仏する者の前に現れ、導くこと。『観経』第七華座観に、「仏、阿難および韋提希に告げたまわく。諦かに聴き諦かに聴け、善くこれを思念せよ。仏まさに汝が為に苦悩を除く法を分別し解説すべし。汝等憶持して、広く大衆の為に、分別し解説せよ。この語を説きたまう時、無量寿仏、空中に住立したまう」(聖典一・二九六~七/浄全一・四二)とあるものを、善導が『観経疏』定善義において、「弥陀声に応じて、すなわち現じて往生を証得することを明」(聖典二・二六二/浄全二・四四下)すと解釈したもの。
【執筆者:加藤芳樹】