「化仏」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年9月17日 (月) 01:17時点における最新版
けぶつ/化仏
1仏が衆生を済度するために、神通力によって別の姿で現れるその身のこと。変化仏、応化仏などともいう。法然は、『逆修説法』一七日において、「化と云うは、機に随い時に応じて身量を現じ大小不同なり」(昭法全二三三)と、衆生の能力や時代に応じて大小様々な姿で感得されるのが化仏であるとし、『観経』に基づいて円光・摂取不捨・来迎引接の三種の化仏について説明しているが、「光明、徧く十方世界を照らして、念仏の衆生を摂取して捨てたまわず」(聖典一・三〇〇/浄全一・四四)は真仏の摂取であり、この真仏と共に三六万億の化仏が十方世界の念仏の衆生を摂取するとしている。2仏像で、菩薩像の頭部に本地仏を示すものとして置く小さな仏像や、光背に置かれる小仏像のこと。
【参照項目】➡化菩薩
【執筆者:曽田俊弘】