「経絵」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年9月17日 (月) 01:17時点における最新版
きょうえ/経絵
種々の経典に描かれた絵画を総称する言葉で、一般的に経典の見返絵を指す。経巻の劣化を防ぐための表紙の見返し部に絵を付し、作善の一例として平安時代以降に隆盛する。経絵の画題としては『法華経』に記される内容が大半であり、紺紙金泥で書写された紺紙金泥経、そして平清盛が制作させた平家納経がその代表例である。ほかに知恩院蔵「出相阿弥陀経」も貴重なものである。
【参照項目】➡紺紙金泥
【執筆者:多川文彦】