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「略論安楽浄土義詳解」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版

りゃくろんあんらくじょうどぎしょうげ/略論安楽浄土義詳解

二巻。『略論安楽浄土義註解』ともいう。巌的述。元禄四年(一六九一)作。本書は巌的が大坂生玉いくたまの叢林において著したもので、曇鸞略論安楽浄土義』について題号、作者、文相の順で、列祖先徳の釈義を引用し尊重するとともに、自答形式の問答や「愚案」という書き出しによって私見を述べ、一文一句一字にわたるまで詳説している。そのなかで文相について、『略論』の第一問答を「一論の大意を表すなり」、第二問答から第五問答を「入文正宗の旨を示す」、第六問答を「正しく是れ流通分の意なり」と分類している。


【所収】続浄六


【執筆者:加藤芳樹】