「円光大師伝」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:20時点における最新版
えんこうだいしでん/円光大師伝
二四冊。中阿円智編。内題は『法然上人行状絵図』。元禄一三年(一七〇〇)刊。『四十八巻伝』四八巻を二四冊にまとめ刊行したもの。元禄一〇年(一六九七)、法然に対して円光大師の諡号が宣下されたのを契機に、関連の出版が続いた。そうした中、法兄の義山と共同で『翼賛』の制作に携わっていた中阿円智は、法然伝の集大成であり大部浩瀚な『四十八巻伝』四八巻を広く世に流布させるため、二四冊の冊子にまとめ刊行したのが本書。その際、絵巻物の再現ということで、画師には洛北報恩寺の古礀を、詞書には能筆の北向雲竹を選んで完成させている。
【参照項目】➡法然上人行状絵図
【執筆者:野村恒道】