「摩訶薩」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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まかさつ/摩訶薩
偉大な人。Ⓢmahāsattvaの音写語、摩訶薩埵ともいわれ、大士などと訳される。摩訶はⓈmahāの音写語で、大きい、あるいは偉大なといった意味、薩はⓈsattvaの音写語で衆生を意味するから、摩訶薩とは大きな衆生、偉大な衆生という意味である。すなわち、摩訶薩は多くの衆生の中で最も偉大な衆生であり、あるいは菩提心を起こして大乗を志す衆生である。また、「菩薩摩訶薩」ともいわれるように菩薩と同義語であり、菩薩は衆生の中でも優れた存在であるから摩訶薩と呼ばれるのである。
【資料】『道行般若経』一、『大智度論』五
【参照項目】➡菩薩
【執筆者:石田一裕】