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「本朝高僧伝」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:33時点における最新版

ほんちょうこうそうでん/本朝高僧伝

七五巻。臨済僧の卍元師蛮まんげんしばん撰。元禄一五年(一七〇二)に編纂。日本で最も広汎な僧伝集。元亨年間(一三二一—一三二四)に虎関師錬こかんしれんが『元亨釈書』を著したが、五〇〇僧にも足らず、遺漏もあるのを鑑み、師蛮は延宝六年(一六七八)『延宝伝灯録』四一巻(目録一巻)を撰し、『東国高僧伝弾誤』一〇巻(未刊)もまとめながら、さらに集大成を期し本書を編纂した。構成はまず総目・自序・凡例と次第し、次に援引書目として漢書四二書、和書五五六書の計五九八書を示し、各僧伝ごとにも注している。分類は中国の梁・唐・宋の三高僧伝を範とし、法本、浄慧、浄禅、感進、浄律、檀興、浄忍、遠遊、読踊、願雑の一〇科を立てている。正伝は僧伝以外の神仙も含む一四三四名、附見は二五四名を数える。


【所収】仏全一〇二、一〇三


【執筆者:野村恒道】