物事や信仰心をおこすこと。なにかを発案すること。その人のことを、発起人という。発起衆とは、仏が経を説く因縁を引き起こす人々をいう。転じて、発起衆が現在の五重相伝や授戒会等の発起人の由来とされる。発起人は周りの人々を勧誘し、受者代表としてその法要の一助を担う役目の人をいう。また本堂等の再建などの主たる人を発起主という。
【執筆者:伊藤正芳】